手相占いと聞いた時に、男性が女性に行うとナンパの手口と間違えられることがありますが、手相占いは女性が特に好む占術式として知られています。
女性向け雑誌でも特集されることが多いほど、星占いや血液型占いと共に手相占いは女性の中で浸透しているものです。
しかし、手相の見方を全て覚えることは、専門的な勉強が必要となるので自分に関係するところだけをかいつまんで参照する人が多くなります。
手相は行いによって変化するものだと知っておきたい
手相占いを行う占い師は、対面式で行う都合上から同一地域で再度占ってもらう可能性が高くなります。
相談者と占い師が近隣同士にいる場合には、手相占いに限定して占い師を探すと自然と会う確率が高いわけです。
そこで、前回占ってもらった時と今回は同じ手相占いにも関わらず、鑑定結果が全く異なると怒り出す人がいます。
しかし、手相は日常生活を営む上で徐々に変化するものだと知っていれば、期間を空けて手相占いを受ければ鑑定結果が変わっても不思議ではありません。
指紋や掌紋は変化しないものの、手相は常に変化しているものだと知っておく必要があるわけです。
指紋や掌紋については、特異点と呼ばれるポイントの位置を一致させる鑑定が行われるために、同一人物ならば変わることがありません。
しかし、手相に関係する手のシワについては、毎日の生活習慣により変化することが珍しくありません。
手相占いには流派が存在する
手相占いを受ける際には、流派を名乗ることは少ないものの、師匠となる占い師がいる場合には堂々と公表している占い師もいます。
師匠に弟子入りして手相占いのノウハウを教えてもらった占い師は、師匠の名を汚さないためにも常に手相占いに対して真剣勝負で挑みます。
名前こそ付いていないものの、占い学校で習った占い師以外は流派が密かに存在すると考えて良いです。
実際に芸能人の鑑定を行うことで有名な手相占い師は、独自に自分で新たな手相名を作り出して世に公表しています。
他の手相占い師からすれば、知らない手相名であって占い師同士でも意見が分かれる所です。
本格的な手相占いは必ず両手を鑑定する
雑誌やインターネットで特集されている手相占いは、主に左手を扱ったものが多いです。
なぜなら、右手と左手では手相の意味が変わるので、右手の手相占い鑑定を行っても現状の確認でしかありません。
右手は現在の状況を表し、左手は深層心理や背後に隠れている本当の相談者の姿を表す違いがあります。
このため、左手の手相占いを雑誌やインターネットで扱うことは、興味関心がある深層心理へ深く切り込むことが出来るので、読者に興味関心を持ってもらいやすいからです。
しかし、全ての手相学を習得したプロの占い師が手相占いを行う時には、左右の手相を両方鑑定して比較した上でアドバイスを行います。
手相占いは、単に手相を読み取るだけではなく相談者にアドバイスを行うためのヒントにしているだけです。